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東北における内視鏡外科手術の進歩と発展のため、医療関係者が集まり勉強する会です。

日本内視鏡外科学会
単孔式内視鏡手術研究会
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活動内容

その他学会の最近のブログ記事
平成20年12月4日 第70回日本臨床外科学会総会 東京 デオシンポ3「安全確実やラパ胆(腹腔鏡下胆嚢摘出術):合併症0を目指して」の司会を担当して。
ワークショップ良性食道疾患の腹腔鏡下手術(徳村)
第11回World congress of endoscopic surgery, JSES, ELSに参加して-徳村-
パシフィコ横浜にて

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いやはや、ほんまに多くの方々との出会い、再会がありました。いや、ほんまに。なんで関西弁なんや!インターナショナルなのに。網羅しきれませんが、主な話題をご報告いたします。

9月2日火曜はJSESが中心。午前、社会と内視鏡外科と技術認定のテーマのシンポがあり、自治医の小西先生と山川先生のお司会で、私は主に胆道の立場から8分お話ししました。他の演者は、そうそうたるメンバーで内容のあるものでしたが聴衆が残念ながら少なかった。演者の大体を総括しますと、技術認定はすでに、4回まで行われ、消化器一般外科で五百数十名の合格者を出した。その中で、審査員のコンセスサスミーティングを頻繁に繰り返し、審査の公平さ、また手技の定型化が図られてきた。合格率は40%ほどで高いものではないが、内視鏡外科医の大きな目標になっており、定着しつつある。ネガティブな意味では、資格を持つことで万が一の医事粉争に有利に働くなどの価値しかなく、積極的な経済的メリットが見えない。一方、婦人科や泌尿器科は合格条件のハードルが高く、今後さらに患者の集約化に拍車がかかるのではないか。(パーソナルコミュニケーション、以下PC)杏林の東原先生は、東京は腹腔鏡下手術の集約化が進んでいると、ただ泌尿器医師不足が困るとも。今、過渡期で集約化が急速に進む可能性があることで意見が一致。


16時30分からオープニングセレモニー。皇太子をお迎えして、さらには野田聖子大臣の祝辞あり、立派な開会式でした。皇太子の毅然としてそれでいてフレンドリーなお姿、英語のご挨拶は感動でした。野田さんは留学経験があるそうで素晴らしい発音でした。参加者は7十数カ国から3000人超。北野会長のご挨拶はいつになく緊張したやや険しい表情でしたが、格調高いものでした。
翌3日からは主にWCESが中心。勉強になりました。とにかくインドやあの辺の方々の英語が初日はほとんど聞き取れなかった。何しろ機関銃のように、「なまってしゃべりまくる」いや失礼。公平に見れば日本人の訛りはもっときついのかもしれませんが。留学経験者が口をそろえて、半分ぐらいしかわからないといっていたからしょうがないか。午後にジョージア大学のMacfadyen先生が福岡の山下先生開腹移行のWSの司会。その後、PC、Macfadyen先生と10年ぶりの再会を果たせたが、WSでも話題だったが、開腹移行は5%ぐらいはあるが、アメリカのみならず世界中で結局未だに胆管損傷率がstill!0.3~0.5%が続いていると。これは、最近論文で、ラーニングカーブを過ぎた今も高いことは、枕詞のように緒言に出てくる。胆管損傷は、結局開腹より多いまま。

その夜のプレジデントディナーでのショットを掲載します。金平先生(右)と癌研有明の比企先生。PC、金平先生は今後、上尾中央病院(板橋、戸田など)グループの内視鏡手術の教育的指導者として就職が決まったそうです。外科医は、13病院かな?トータル80数名の外科医を指導するそうです。彼に向いている。比企先生は最近LADGで凄い売れっ子になってますが、この際のバイオリンミニコンサートした千住真理子さんは小学校の同級生だそうな。、また、お隣の席に安藤正明先生(倉敷成人病センター産婦人科)がご一緒でした。先生には今年のESF弘前で特別講演を頂きました。


5日の金曜ELSAが中心となる。CBDexplorationを発表。沢山の質問頂き何とか頑張ってお答えしました。また、乳頭が温存できる総胆管手術を広めようと決意を新たにしました。ようやくあの方々の英語がわかってきたところで終わりでした。収穫は、とにかくインターナショナル。インドネシア、スリランカ、韓国、アメリカ3名、フィリピン、インドの人たちと個人的に話ができたこと。彼らの多くは英語で医学を勉強し、日常的に頻繁に英語をしゃべっているということ。また、イラン、イラク、パキスタン、オマーン、バングラ、スリランカなど政情の不安もある国の方々が沢山胸を張って堂々と発表していたことが私にはとても印象的で感動的で心から拍手を送りました。


最後に興味深かったことを一つ。木村泰三先生の司会で技術認定のシンポがあり、何人かのアジア人が受けたいと言ってきたそうです。今後の検討になりますが、彼らは、日本の資格を取りたい。側にいた慈恵の名誉教授鈴木先生は、アジアは日本が中心なんだよ。日本の医師はしっかりしないと。

第108回日本外科学会長崎に参加発表して:徳村報告 

わずか第1日だけの参加でしたが個人的感想を一言。

 サージカルフォーラム(SF)で急性胆嚢炎の腹腔鏡下胆嚢摘出術の演題を発表しました。多くの質問をいただきました。手前味噌ながら、そしてさすが外科学会、すばらしい質疑応答が出来たと思います。質問骨子は、急性期手術で開腹移行はほとんどないのだから結論をそこに持ってきて、急性期手術をもっと推奨すべきだ。対象例、急性胆嚢炎の待機手術例、早期手術例、PTGTBD後の待機手術例の比較検討は、症例の選択そして術者でバイアスがかかっているので無理ではないか。PTGBDは癒着をかえって助長するのではないか。また待機手術例の困難例を見分ける方法は何か。などの当を得た質問で感謝でした。答えは、早期手術をどんどん推奨するのに大賛成です。ただ紹介の時点で、すでに急性期を過ぎているのも少なくない。バイアスは、PTGBD例はもっとも炎症が強い症例群であるから、もっと差があるだろう。つまりPTGBDの消炎効果はもっとすばらしく大きいのではないか。術者は2200例までは私が関わっていた。これによって推量されることは、待機手術例は、今回の発表よりもっと成績が悪い可能性があった。PTGBDは、大網癒着を柔らかくする効果がある、と考えている。以上でした。

  腹腔鏡下大腸癌のビデオセッションの内容をかいつまんで。広島大岡島先生の小気味のいいそして的確なコメントを挟みながらの名司会で進行しました。

直腸癌ではRsなどでテーピングし、それを助手の右手鉗子で持つ。子宮は吊り糸で必ず挙げる。剥離の要点は、疎性結合組織「あわあわ」を、背側に落としながら剥離。これは、我らが岩手医大大塚先生のご発表。直腸尾骨靱帯:hiatal lig.これは今注目の用語。肥満例、子宮筋腫などは、10mm鉗子で大きくやんわり掴むべし。